新規事業は、完璧な計画よりも「気軽に動いて試す」ことから始めましょう
個人事業を始めるなら、完璧な計画よりも「気軽に動いて試す」ことが大切です。経験のない分野ほど、頭で考えた正解は外れるもの。動きながら感覚を磨いていく考え方をご紹介します。
「完璧に準備してから始めなければ」と思っていらっしゃいませんか。
個人で事業を始めて、きちんと形にしていきたいなら、最初はとにかく軽い気持ちで試してみること。それができることが、実は一番大切なのです。
「頭で考えた正解」は、たいてい外れます
最初に売る相手を決めて、対象を見つけて、そこにアプローチをかける。これ自体は間違っていません。けれども、「だいたいこんな感じの人に話しかけよう」というアバウトな勘は、まだ経験が足りない段階では、なかなか当たらないものです。
ですから、「これは絶対にこう売れるはずだ」と思って出したものが売れなかったとしても、落ち込む必要はありません。まだ感覚が育っていないだけです。動きながら身につけていくしかないのです。
たとえば、ある飲み物を売るとします。売った経験がまだないうちは、「頭で」考えるしかありません。資料を見て、「この味なら、こういう層に売れるはず」と組み立てて、動き出します。
ところが、実際に売ってみると、「この気温のときはこれが売れる」「これは思ったより売れない」ということが、感覚としてわかってきます。資料には載っていなかったことです。「確かに、こういうことはあるのだな」と、肌でわかってくるのです。
ただの知識だったものが、もっと細かいレベルの実感に変わっていきます。たとえば「関西は酸味が強めのほうが好まれ、東京は甘さ重視」といったような(このデータ自体は、あくまで例え話です)実感です。経験を積むことで、初めてそこまで見えてくるのです。
計画を完璧にするより、気軽に動いて変えていきましょう
ですから、最初の段階は、どれだけ理論やマーケティングを教わったとしても、結局は「気軽にやってみる」「気軽に同時にいくつも試してみる」「気軽に変えていく」しかありません。その繰り返しの中から、自分なりの経験値が見えてきます。
これは、ストレスの感じ方の話でもあります。「最初から頭で完璧な成功パターンを考えて、計画を完璧にしてから動きたい」というタイプの方ほど、経験のない新しい分野で個人事業を行うのは、実はしんどいものです。
計画にこだわりすぎている時期は、案外うまくいかないことが多いのです。動きながら経験して、必要に応じて変えていく。これは、新しい分野に踏み出す最初の段階では、どうしても避けられないプロセスです。
まずやってみる、それから直していく
経験のない新しい分野で結果を出していくには、完璧な企画書を作り込むよりも、動きながら修正していくほうがずっと近道です。
そうとわかったら、肩の力を抜いて、まず一歩、軽く出してみてはいかがでしょうか。