「子どものために離婚しない」という選択が、子どもを傷つける理由
「子どものために離婚しない」は聞こえはいいけれど、実は子どもに罪悪感を植えつけることも。自分の選択に正直に向き合うことが、子どもとの本当の信頼関係をつくるのよ。
Original Article
キャシ天野さんの承諾をいただき、ブログ記事をLoveDecode流に再編集して掲載しています。オリジナル記事も合わせてご参照ください。
オリジナル記事:子供のために離婚をしない、と思ってはいけない
はっきり言うわね。「子どものために離婚しない」という考え方は、やめてほしいの。
聞こえはよくても、その言葉には罪悪感の種が仕込まれているのよ。子どもは育つにつれて、じわじわとこう感じるようになるわ。「わたしがいるから、お母さんは我慢してるんだ」ってね。それが年月をかけて積み重なると、どうなるか。
男の子なら、なぜかお母さんを守ろうとしすぎて、結婚してもパートナーより母親を優先するような大人になりやすかったりするの。女の子は逆に「自分がいてよかったのかな」という感覚を手放せないまま育って、いつまでも自己肯定感が低いままになっていく。
罪悪感で繋がれた関係には、どこかしらひずみが出てくるものなのよ。
「子どものため」って、本当に?
ちょっと正直になって、自分に聞いてみてほしいの。
「子どものために離婚しない」という言葉の裏に、本当は何がある? 「離婚後の経済力に自信がない」「一人でやっていける気がしない」「波風を立てるのが怖い」「そこまでする気力がない」――そういう気持ちが、正直なところ混ざっていることが多いのよ。
それに嘘をつく必要はないの。むしろ、そこを正直に認めるほうが、ずっと健全よ。
「本当は出ていきたい。でも今は経済的に無理だから、この家庭でやっていくと決めた」でもいい。「勇気がなくてできないけれど、できるようになったら動く」でもいい。そのほうが自分に正直で、子どもにも誠実でしょ。
「子どもがいるからできない」という言い方は、できない理由を子どもに押し付けてるわけよ。でも子どもって、あなたが思ってるよりずっと賢い。その言葉が本当は誰のためのものか、ちゃんとわかってるものなのよ。
自分の選択に、自分で向き合う
子どもと信頼で繋がれるかどうかって、実は「どれだけ自分に正直か」にかかっているの。
「私は今こう生きているし、こういう理由でこの選択をした」と言える親のもとで育った子どもは、自分の選択に責任を持てる大人になりやすいわ。逆に「あなたのために我慢してるんだから」という空気の中で育った子どもは、自分が誰かを傷つけているという感覚を抱えたまま大人になっていく。それが連鎖するのよ。
だから、家庭に残るにしても、出ていくにしても、大事なのは自分の選択に自分できちんと向き合うことよ。
今は経済力がない、勇気もない、気力もない、でもいつかは変える――それでもいいの。「今はここにいると決めている」理由を、ちゃんと自分の中に持っておく。それだけで、子どもとの関係はずいぶん変わってくるから。
「できない」じゃなくて「今はしない」。その言葉の違い、わかる? 自分を誤魔化さないことが、結局は子どもを守ることにもなるのよ。罪悪感じゃなく、信頼で繋がるのよ。