「あの人はこうだから」が、人間関係をこじらせる
「この人はこうだから」と決めつけてしまうこと、あるわよね?人の中ではいくつもの気持ちが同時に動いているもの。夫婦・親子・恋愛、あらゆる人間関係をこじらせる思考のクセと、その手放し方について。
Original Article
キャシ天野さんの承諾をいただき、ブログ記事をLoveDecode流に再編集して掲載しています。オリジナル記事も合わせてご参照ください。
オリジナル記事:人の心はいくつかの気持ちが同時に動いている
「この人はこうだから」「だからこの人は怖い人、悪い人」――そうやって誰かを決めつけたこと、あなたにもあるでしょ。とくに夫婦や親子みたいに近い関係ほど、この決めつけはよく起きるの。距離が近いぶん、期待も大きいし、裏切られたと感じたときの反動も大きい。だからつい、「この人はこういう人」ってレッテルを貼って、わかった気になりたくなる。
でもね、それ、ちょっと急ぎすぎなのよ。
人の中では、いくつもの気持ちが同時に動いている
人ってね、一つの動機だけで動いてるわけじゃないの。誰かを思いやる気持ちもあれば、自分の身を守りたい気持ちもある。誰かに優しくしたい気持ちもあれば、面倒なことから逃げたい気持ちもある。それが同時に、それも結構な頻度でぐちゃぐちゃに動いてる。それが人間ってものなの。
成熟した人っていうのは、そのいろんな気持ちを自分の中である程度わかった上で、「今はこれが一番いいかな」って判断ができる人のこと。逆に言えば、未熟さっていうのは、その複雑さに気づかず、一つの気持ちだけで突っ走っちゃうことね。
なのに、こちらが「この人はこうだから、ダメなんだ」「ウソつきだ」「悪い人だ」って決めつけてしまうと、どうなると思う? 自分の思い込みの中に閉じこもって、相手のいろんな面が見えなくなるの。そして厄介なことに、相手もそれを敏感に感じ取って、決めつけられた通りの面しか見せてこなくなる。「どうせこう思われてるんだから」ってね。これ、夫婦でも親子でも、友人関係でも恋愛でも、まったく同じ構造よ。
「全体としては大丈夫」と思えるかどうか
じゃあどうすればいいのか。
人にはいろんな動機が同時に動いていて、その中には自分にとって心地よいものもあれば、正直うんざりするようなものもある。でもそれをひっくるめて、「全体としては、ちゃんと大丈夫な方向に進んでいくはず」って思えるかどうか。ここが分かれ道なの。
この前提を持てると、相手のことをより深く理解できるようになるし、結果として良い関係が築けるようになる。逆にこの前提がないと、相手の一つの言動、一つの失敗だけを切り取って、「ほら、やっぱりこうだ」って自分の決めつけを正当化する材料にしちゃうのよね。
特に夫婦や親子みたいに、毎日顔を合わせる関係ほど、「この人はこうだから」っていう決めつけがクセになりやすい。そしてそのクセこそが、問題をこじらせる元になっていること、本当に多いの。
決めつけをやめると、相手も変わってくる
あなたは「この人はこうだ」と思い込んでいるかもしれないけど、実際にはその人の中で、いろんな気持ちがせめぎ合いながら、全体としてある方向に動いている。それを認めてあげると、面白いことが起きるの。
相手は、落ち着きを取り戻す。そして、あなたのことを信頼するようになる。決めつけられない、ジャッジされない、それだけで人は安心して、本来の自分を出せるようになるものなのよ。
夫婦関係でも、親子関係でも、職場の人間関係でも、恋愛でも同じ。相手を一つの型にはめようとするその思いそのものが、関係の流れを邪魔してる。わかったかしら?