子どもに優しくできないのは
子どもに優しくできない自分が嫌になってない? それ、あなたのせいじゃないのよ。幼少期に経験していないものは渡せない。感情コピーのしくみと、そのほどき方。
Original Article
キャシ天野さんの承諾をいただき、ブログ記事をLoveDecode流に再編集して掲載しています。オリジナル記事も合わせてご参照ください。
オリジナル記事:子どもに優しくできない というご相談
子どもに優しくできない、ってこと、実はよく話題になるのよ。
自分がひどい親みたいで嫌だ、なんとかしたい――そう感じてる人、少なくないの。でも聞いてほしいんだけど、それ、あなたが特別ダメなわけじゃないから。
優しくできないのは「もらってないから」
子どもに優しくできない理由、シンプルに言うとね、あなた自身が子どもの頃に、その優しさを経験してないから、なの。
受け取ったことのないものは、渡せないでしょ。それだけの話よ。
親から厳しくされて育つと、「厳しくしないといけない」って感覚が体にしみ込んでくるの。でもこれ、「事実」じゃないのよ。いつも、誰に対しても、何に対しても当てはまるルールなんてない。ただ、そうしないと怖い、っていう恐怖心と、ずっとセットになってきただけ。
恐怖心があると、感情が爆発する
恐怖心のある状態って、ちょっとしたことにも過剰に反応してしまうの。「厳しくしていないと、何か悪いことが起きる」みたいな根拠のない不安が常にあって、それが感情のスイッチになってる。
「こうじゃないといけない」って感覚に操られてる感じ、ある? あの正体がまさにそれよ。
たとえば習い事で、うまくできない子どもをひどく叱り飛ばしたとする。そのお子さんはもう、その習い事が嫌いになってしまうわよ。でも叱ってるそのとき、親のほうは必死だから見えていない。パニックになった親を見て育った記憶が、自分のなかで同じパニックを呼び起こしてる――そのことに、気づけていないの。
「私、ずっと反応してたんだ」って、ふと気づく瞬間がある。そう。あれは反応なの。あなたの本音じゃなくて、幼少期に見た感情を、そのままコピーしてしまったもの。
感情はコピーされる――でも、ほどける
幼少期に見た感情を子どもがコピーする、という考え方は、学術的にはまだエビデンスとして確立されていない部分が多いのが正直なところ。心理学でも手つかずな領域を含んでいるし、確定した理論じゃない。
でもね、論より証拠よ。この「封印を解く」アプローチを使うと、長年続いていた反応がすーっとなくなる人が、実際に多いの。だから私は、有効なものはどんどん取り入れてるわけ。
まず知っておいてほしいのはね、あなたが今やってしまう反応は、幼い頃に親を見てコピーしてしまった感覚からきてる、ってこと。そう知るだけでも、自分を責める気持ちが、ちょっとだけ変わってくると思う。
子どもに優しくできないのは、あなたが優しくされなかったから。責めるより、ほどいていく方が、ずっといいわよ。