現実を受け入れられないと、何をやってもしんどくなる理由
変われない、抜け出せない、そんなとき。「今の状態があってよいはずがない」という考えこそが、いちばんの苦しみの正体かもしれないわ。受け入れることと諦めることは、まったく別物の話。
Original Article
キャシ天野さんの承諾をいただき、ブログ記事をLoveDecode流に再編集して掲載しています。オリジナル記事も合わせてご参照ください。
オリジナル記事:今を受け入れないと、未来が開けないときがある
よく聞く話なのよね。
「変わりたいのに、変われない」「早く今の状態を抜け出したい」「こんな状況がいつまで続くんだろう」――
気持ちはわかる。でも、こういう状態にある人には、ほぼ全員に共通してることがある。
今を、受け入れていないのよ。
「受け入れる」と「諦める」は、全然違う話
まずここを整理しておきたいんだけど、「今を受け入れること」と「改善を諦めること」は、まったく別物なの。でも多くの人がこれを混同してる。受け入れたら負けだ、みたいな感覚があるのよね。(笑)
そうじゃなくて。
今を受け入れないまま、とにかく「うまくいかせよう」「早く変えよう」としている人は、こんなふうになりがちなの。
- いつもイライラしている
- 今の状態があってよいはずがない、という思いが頭から離れない
- 焦って、正しくない方法にまで手を出してしまう
- 時間のかかるプロセスをたどれず、うまくいかないたびにゼロからやり直してしまう
反対に、「この状態があってよい」と腹をくくって、そのうえで動いている人は。
- 問題がすぐ解消しなくても、それが正しいプロセスだとわかっている
- だから心が穏やかで、焦りにくい
- 人生から逃げていないから、本当に必要なことだけに集中できる
- 長い目で見て、確実によい流れをつくっていける
同じ「変わりたい」という気持ちでも、ここで大きな差がついてくるのよ。
苦しめているのは、状況じゃなくて「考え方」
具体的に話しましょうか。
ある人が、病気になったとする。
今の状態を受け入れて、「この状態があってよい」と知ったうえで改善を図る人は、病気の対応をしながらも、自分の人生を豊かに過ごしていけるの。痛みがあっても、楽なときにできることをやる。痛いときは痛いで、嫌だ嫌だと抵抗しないほうが、不思議とそれが早く過ぎていくことも、なんとなくわかってたりするのよ。
でも、「こんな状態があってよいはずがない、早くなんとかしなければ」と抵抗し続けている人は、病気のことばかり考えて、ただただ憂鬱になっていく。
ここで覚えておいてほしいのだけど、病気そのものがその人を憂鬱にしているんじゃないの。「この状態があってよいはずがない。早く取り除いてほしい。取り除けるまで自分の人生じゃない」――その考えが、苦しみをつくっているのよ。
これ、仕事でも人間関係でも、まったく同じ構造なの。「あの人さえいなければうまくいくのに」とか「お金さえあれば」とか「この状況が変わったら」とか、条件のついた未来だけを見てる人ほど、今の暮らしが豊かじゃないわよね。条件が揃うまで、自分の人生を保留にしちゃってるみたいで。
抵抗を手放したとき、流れは動き出す
「受け入れるって、どうやればいいんですか」
こういう問いかけ、よく出てくるのよね。でもね、「どうすれば」って考えてる時点で、また少し頑張りすぎてるかもしれない。
受け入れるって、技術じゃないから。「今ここにあること」を、ただそのまま認める、それだけの話。嫌でいい。早く変わってほしくてもいい。ただ、「あってよいはずがない」という抵抗だけ、やめてみる。
その腹のくくり方ひとつで、流れって、ものすごく変わるのよ。
人生ってね、「うまくいっていないことを何とかしなきゃ」という力で動くんじゃなくて、「今ここ」をちゃんと生きる人のところへ、次の流れが来るようになってるの。抵抗を手放した瞬間から、なぜか動き始めることって、本当に多いのよ。
うまくいかせようとする、その思いそのものが――あなたの人生の流れを邪魔してるのよ。