言われた通りにしか動けないのはなぜ? 怒られやすい人の頭の中
言われた通りにしかできず、怒られやすい人の頭の中。実は「言葉」ではなく「目的」が見えていないだけ。周りができるちょっとした工夫もあるのよ。
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キャシ天野さんの承諾をいただき、ブログ記事をLoveDecode流に再編集して掲載しています。オリジナル記事も合わせてご参照ください。
「言われた通りにやってるのに、なぜか怒られる」って人、いるでしょ。本人はちゃんとやってるつもりなのよ。手順も守ってる。指示にも従ってる。なのに上司や親から「何やってんの!」って怒鳴られる。理不尽だ、って思うわよね。
でも、これ、ちょっと種明かしをすると面白いの。
「言われた通り」しかできない、という特徴
共通点はこれ。言われたことは、言われた通りにしかできない。それ以外の情報がふいに入ってくると、頭の中が真っ白になる。
たとえば、Aという場面では「右に行きなさい」と言われた。次にBという場面に出くわしたとき、状況は少し違うのに、本人は「右に行きなさい」という言葉だけを律儀に守ろうとする。応用すればいいだけなのに、応用という発想そのものが出てこないのよね。
だから周りの人間からすれば、「そこは見ればわかるでしょ」「ちょっと考えればわかるでしょ」って思うことが、本人にはまったく見えていない。見えていないことに気づかず、周りはまた怒る。本人はまた萎縮する。この繰り返し。
でも本人は「ちゃんとやろう」と必死なの。手順を守ることに必死すぎて、目的を見失ってる。これ、けっこう多くの人がやってるのよ。
なぜ「目的」が見えなくなるのか
種明かしすると、「言うことを聞かないと怖い」という恐怖が先に立ってるの。
怖いから、言われた言葉そのものにしがみつく。言葉の奥にある「なぜそう言われたのか」という目的までは、見にいく余裕がない。だって、余裕がないところに、応用も柔軟性も生まれないでしょ。当然よね。
だから、表面的には「言うことを聞いている」ように見えて、実は一番大事な「目的を理解する」という部分がすっぽり抜けている。指示と指示の間に矛盾があるように見えると(実際は目的が同じで手段が違うだけなのに)、本人は混乱して固まってしまう。
ここ、本人を責めても仕方ないところなのよね。怖さが先に立ってる人に、いくら「考えろ」と言っても、考える余裕そのものがないんだから。
周りができる、ちょっとした工夫
さて、こういう部下や子どもを持つ側はどうしたらいいか。
答えはシンプルよ。指示を出すたびに、「これは何のためにやるのか」をセットで伝えてあげること。
たとえば「今回はこういう目的だから、こうしてね」と言ったあとに、別の場面では「さっきと同じ目的だけど、今回はこっちのやり方でいくよ」と付け加えてあげる。同じ目的、違う手段。これが見えるようになると、少しずつ「言葉そのもの」じゃなく「目的」を見て動けるようになっていくの。
「他の人はこう言ったかもしれないけど、私は同じ目的でこう言ってるんだよ」って、ちゃんと橋をかけてあげる。これ、何度も繰り返すしかないの。一回や二回じゃ変わらない。
怒っても、注意しても、本人の中身は変わらない。だったら、こちらが対応の仕方を変えるしかないでしょ。それだけの話よ。
わかったら、まずは目的を一言添えるところから、始めてみましょ。