LoveDecode

それがないと不安、を卒業する話

2026-06-25

はいはい、またその話ね。

「これがないと生きていけない」「あれがないと安心できない」「あの人がいないと、もう……」って、あなたも一度くらい思ったことあるでしょ。

買い物、恋愛、肩書き、学歴、誰かとの関係、食べること。 中身はいろいろあるけど、構造はだいたい同じ。 強い言葉を使うなら、これ、依存よ。

何かが「ある」ときだけ安心できて、「ない」と落ち着かない。 そういう状態に、人は意外と簡単に入り込む。

これまでいろんな方の話を聞いてきて思うのは、結局こういうことなの。

自分が本当の意味で満たされる感覚を、自分の中で育てていないと、それ以外の何かでその穴を埋めようとする。 で、その「何か」がある間だけ安心になる。 なくなった瞬間、また不安になって、また求める。 これが、ぐるぐる回り続ける。

「ない」という不安から追いかけるのと、「まあ、大丈夫だろうな」という安心から動くのとでは、同じ行動でも疲れ方が全然違うのよね。 前者は中毒になりやすいし、後者は中毒にならない。 シンプルだけど、これ、けっこう大事な違い。

ちょっと自分の内側を覗いてみてほしいんだけど。

こういう癖、心当たりない? あるならね、そりゃ安定した心境って遠のくわよ。当然の話。

安心して、そこから動く。 これが本来の順番なんだけど、不安を埋めるために動く人のほうが圧倒的に多い。 不安から得たものは、一時的に興奮させてはくれる。 でも、その興奮、賞味期限が短いの。年月とともに、だんだんつまらなくなる。

最近、離婚が増えてるのも似たような話かもしれない。 本当に安心できる関係というより、「何かの不足を一時的に埋めてくれる興奮」が冷めたら、それで終わり。 そういうパターン、案外多いんじゃないかしら。

子どものころ、「あ、これだ」と思えるものに、じっくり向き合わせてもらえていたら。 その満足感がどんな感覚なのか、ちゃんと体で覚えられる。

でも、周りの大人が動揺して、「こうじゃないとダメ」みたいな基準を持ち込んできたら? 子どもはその基準に戸惑いながら育つことになる。 そうなると、自分の内側にある安心な感覚を起点に動く、ってことが、すごく難しくなるのよ。

ここで、一度立ち止まってみて。

「これがあるから安心」 「あれがあるから大丈夫」

じゃなくて。

「これがなくても、同じように安心であってよい」

そう自分に許可を出してみる。 できる範囲で、なるだけそうしてみる。 それだけで、行動の軸がぐっと安定してくるし、いろんなことが自然と解消しやすくなる。

「これがないと怖い」 「これもないと困る」

という思い込みで動くと、そりゃパニックになるに決まってる。 その痛みって、よく見ると、体の痛みじゃなくて心の焦りなのよね。 で、その焦りって、実は錯覚であることが多い。

これもあれもないと怖い、っていう「怖さ」自体は、別に持たなくても、ちゃんと欲しいものは手に入るの。

最近、不安を起点に動いて、興奮状態の中で「幸せ」を感じてきた人たちの疲れが、あちこちで見えてきている気がする。 「前はあんなに燃えていたのに、なんでこんなに冷めてしまったんだろう」って。 心当たりある人、きっと少なくないはず。

うまくいかせよう、満たそう、として動くその思いそのものが、流れを邪魔してることもあるのよね。 わかったら、ちょっとだけ、肩の力を抜いてみるといいわ。

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