叶わなくてもいいって思える人が、結局かわいがられるのよ
はいはい、また「甘えたいのに、うっとうしがられる」って話ね。
もちろん甘え上手には、相手をムッとさせない言い方とか、そういうテクニック的なものもあるんでしょうけど、そういう小手先のコミュニケーション論はいったん置いておくわ。
甘え上手って、要するに流し上手なのよ。それと、自分と相手の境界線がちゃんとついてる。
うっとうしいって思われる人は、流していかない。時間が止まったみたいに、うまくいかなかったことをずーっと考え続けるの。
同じ「こうしてね」っていうお願いでも、気楽に言って、相手が叶えてくれなくても「まあいいや」って思えるのが甘え上手。無意識のレベルで、「叶えてくれないといけない」「叶えてくれないのは怖いことだ」っていう前提が、そもそもお願いする動機になってないのよね。
逆に、なんだか深刻なテンションで頼んで、叶えてもらえないと自分には価値がないとか、すごくがっかりしすぎる体質の人が、うっとうしがられがちなの。
実はね、もともと叶わなくてもいいの。うっとうしがられたって、まあしょうがなかったな、で済む話。相手に「完全に自分をよく思ってほしい」っていう要求度合いが低い人ほど、結局甘えるのが上手な人だったりするのよ。
この理解、けっこう大事よ。「どうしても叶わないことは怖い」っていう思い込みの裏には、たいてい昔のトラウマが隠れてる。これに気づいて、その思い込みを少しずつ手放していくっていうのは、よくある変化のパターンなの。
それと、「こうした以上は、相手も自分にこうしてくれないといけない」っていう基準を持ってると、それって「自分と相手の区別がついていない」ってことなのよ。これがしつこく思われる根っこの部分。
実はね、うっとうしがられることも、失敗することも、相手は意外と気にしてないの。なのに、「こんなに私の願いが叶わない、こんなにしてもらえない」って、そこから一人でこだわって、なんとか解消しようと必死になるのが、重たく思われちゃう原因なのよね。
やっちゃったあ、頼んだのにやってくれなかった。
やっちゃったあ、少ししつこくなっちゃったあ。
やっちゃった、ちょっと嫌がられてるかも。
ま、いっか、また今度言ってみよう。この気軽さこそが、かわいらしさの正体なの。
「それでいいんだな」って、心の底からそう思えるかどうか。そこの差が、かわいがられる人とそうじゃない人を分けてるのかもしれないわね。