その片思い、冷たい彼のせいじゃないのよ
はいはい、またこの話ね。
気になる人ができて、冷たくされたり優しくされたり、その振れ幅に振り回されてる、と。そこまで気持ちが動いてるのは、悪いことじゃないわよ。
優しくしてほしくて、好きになって、意地になって。そうやって相手を変えようとするとき、その関係はだいたい複雑になる。そして、やたら時間がかかる。知ってた?
これ、実はあなたの中の「課題」が出てきてるサインなの。冷たくされてるのに、もう少しで動いてくれそうな気がする。冷たくされてるからこそ、なんとかしたくなる。――心当たり、あるでしょ。
それ、ものすごく強い感情なのよ。そのことばかり考えて、解決しないと何も手につかない気になる。「またこの感覚だ……」って。でもね、これ、今の彼の話じゃなくて、過去のどこかで経験した何かを、今ここで治そうとしてるだけなの。
おもしろい話をしてあげる。もしも、その「冷たい言動」を100%気にしない人がいたとしたら――本当に、ぜんぜん気にならない人がいたとしたら――その人にはあらゆることがうまくいくの。不思議でしょう?
それができないから、みんなここで足踏みするんだけどね(笑)。冷たくされて意地になる。なんとなくうまくいきそうな気がする。優しい時だけ期待してしまう。そうやって、わざわざそういう相手とばかり関係を作ってしまうのよ。
でも、自分がそれを本当に気にしなくなったら? そのとき、相手が変わるか、ふさわしい人が現れるか。どちらかが起きるの。
たとえばね。片思いの相手に冷たくされて、がっかりして、なんとかしたくなる。たまに優しくされると期待がふくらむ。でも、付き合ってはいない。これが何度も続いて、しかも一つ一つの恋が長いなら――そろそろこのパターン、なおしたほうがいいわよ。じゃないと、ずっと片思いのままよ。
こういうパターンに引っかかりやすい人ほど、相手が思うような愛情を返してくれないことにイライラして、温かい関係を引き寄せられないでいるの。
理屈を全部話すと長くなるから、今日は現象だけ。でもこれ、本人にとってはいちばん難しいことなのよね。どうしても、反応してしまう。
「どうしてあの人はこうなんだろう」「冷たくするんだろう」「なんでこうなった」って、片思いの相手のことをずっと考えてしまう。
それ、たいていお父さんやお母さんにしてもらえなかったことを、今その人に求めてるか。お父さんやお母さんがしていたことを、今の関係でも繰り返してるか。どちらかなのよ。
わかったら、その「反応」、まず自分で気づくのよ。