お客様をとられる、と感じるとき――本当の問題はどこにある?
共同出店でお客様をとられてる気がする、なぜか自分だけ前に出られない……その感覚の正体、実は昔の誰かとの関係をそのまま引きずってるだけかも。本当に向き合うべきこと。
Original Article
キャシ天野さんの承諾をいただき、ブログ記事をLoveDecode流に再編集して掲載しています。オリジナル記事も合わせてご参照ください。
オリジナル記事:集客したお客さんをとられる
はいはい、聞いてるわよ。
一緒に出店している経営者さんのこと。自分が声がけして呼び込んだお客様が、そのまま隣の彼女の商品に流れていく。あるいは自分に話しかけてきたお客様に、彼女が割り込むように答えてしまう。それが続いているうちに、なんとなく「格下でいることを期待されている気がする」って感じるようになってきた、と。
それはちょっとモヤっとするわよね。
でもね、そのモヤモヤの中身をよく見てみると、面白いことが見えてくるの。
「とられた」と感じる気持ちを、ちゃんと感じてあげて
自分のお姉さんとの関係に似てるそうね。小さい頃、よく妬かれた。だから「自分が前に出ると、相手が嫉妬するんじゃないか」って、どこかで信じてる。
そのパターンがそのまま、今の状況に持ち込まれているのよ。
だから、お客様をとられそうになっても、「あ、また……」って引いてしまう。声をかけたいのに、なんとなく遠慮してしまう。そしてあとから「またとられた」ってモヤっとする――この繰り返し。
まず最初にやってほしいのはね、「とられた」という気持ちを、ちゃんと正面から感じてみること。なかったことにしないで。「悔しいな」「もったいなかったな」「もっと引き留めたかったな」――そういう素直な気持ちを、自分でちゃんと受け取ってあげてほしいのよ。
感じることをとばして、「でも彼女はよくしてくれてるし」「角を立てたくないし」ってすぐ着地しようとするから、エネルギーがずっとそこに引っかかったままになるの。
「だからどうする?」に気持ちを向けていく
感じたら、次よ。
「とられちゃう」「嫉妬されるから引かないといけない」って思うエネルギー、そのまま「じゃあ自分はどうする?」に変えていけるかどうかが、ここでの分かれ道なの。
ディスプレイを工夫して、声出しもして、あなたなりの努力はしてる。それは本当によくやってる。でも、そのあとのエネルギーが「とられないようにしなきゃ」に向いてしまっているとしたら、それはもったいないわよ。
お客様にもっと積極的に話しかける。自分の商品の魅力をもっと掘り下げる。「この人に選んでもらえるものって何だろう」って考え続ける。そちらにエネルギーを注いでいくことが、あなたが本当にすべきことなの。
彼女との関係の中でどう振る舞うか、ではなく、お客様にどう向き合うか。そこが中心にあるはずでしょ?
あなたの中に、ちゃんと答えがある
人ってね、課題を感じたとき、つい「あの人がこうだから」「この関係がこうだから」って、外に原因を見つけようとするの。でも本当のところ、答えは自分の中にある。
あなたが「格下でいることを期待されている気がする」と感じているのは、誰かに強制されたわけじゃない。あなた自身がそう動いてしまっている、ということに気づいているからこそ、こうして気になっているんじゃないかしら。
その気づきは、大事にしてほしいの。
「嫉妬されるかも」って思うパターンを、そのまま今の場所に持ち込まない。彼女との権力関係を気にする方向に意識を向けない。そしてもっともっと、自分の商品を磨いて、お客様に好きな方を選んでもらう――その一点に戻ってくる。
それだけで、流れはずいぶん変わるわよ。
シェア出店をうまく卒業したい、って書いてたわね。その気持ち、いいと思う。でもその前に、今の場所で「自分が遠慮をやめたらどうなるか」を、もう一度試してみてもいいかもしれない。